2交代で24時間の看護体制をとっています。
看護スタッフは受け持ち制になっております。
担当看護師は患者さまとの面談やミーティングを通じ、共通の目的に向かえるよう看護計画をたて、必要に応じて関係するスタッフと連携しながら、チームとして援助を行います。
統合失調症やうつ病など精神科疾患の方や認知症で日常動作が自立している方を対象とした病棟です。精神科疾患の患者さまには作業療法に加え、再発防止(SST)や回復のための学習会といった少人数での活動を行い、社会復帰を見据えた援助を行なっております。現在は感染対策のため活動が一時的に中断しているものがございます。今後の状況に応じ再開いたします。
また、高齢者にはストレッチや筋力アップを図る活動及び、指先を使った創作活動、日常動作を安全に行えるように援助をしています。内服薬に関しては、主治医や患者さまの担当看護師が話し合い、可能であれば一日分の自己管理から開始します。最大7日分の内服薬を管理していただき、退院後も内服治療が継続できるように援助しております。
精神疾患の急性期治療と、アルコール依存・ギャンブル障害を中心とした、様々な依存症治療を行うARP(アディクションリハビリテーションプログラム)を専門とした治療病棟の役割を担っています。
3病棟は安全・安心なケアの提供をモットーに、医師・看護師ほか多数のメンバーが医療チームとして、急性期の多彩で不安定な病像に対して関わり、症状の安定・寛解を目標に心と体の回復がはかられるようサポートします。また早期の退院を目指した取り組みを患者さまと共に考え取り組んで参ります。
病室は、PICU(精神科集中治療ユニット)10室と、個室3室、4人部屋8室からなり大部屋においては男女は病棟内で別れて生活をして頂いた上で、病状やニーズに合わせて対応出来るようになっております。
ARP(アディクションリハビリテーションプログラム)入院について
現在社会的に問題にもなっているアルコールやギャンブル問題について、12週間のARPプログラムを通し学習して頂きます。また入院中から退院者との交流や自助グループの参加、必要に応じ抗酒剤の検討、さまざまな福祉制度の利用など、退院後の地域生活も考慮した援助を専門職として教育されたスタッフが、患者さまのニーズに合わせた治療目標を立て援助していきます。
不安や興奮、徘徊などの精神症状が激しく、自分や他人を害したり、療養環境に支障を来す可能性が強い時などに、患者さまご自身や周りの方々を保護する目的で、PICU(精神科集中治療ユニット)があります。外部から施錠が可能な保護室から通常の個室まで病状に合わせて適切な構造と設備の病室で対応致します。
アディクションリハビリテーションプログラム(ARP)において、入院時、離脱症状の程度によっては医師の指示でPICU内の個室で安静を守っていただき、心身の観察とケアを行っております。
慢性期療養病棟です。
認知症または精神症状がある程度安定された患者さまに対して、日常生活の様々な援助・活動を通じ日常生活技能の見直しや改善をはかり、また作業療法や様々なアプローチを通して、社会生活技能の改善や社会性協調性を養い地域生活に向けての準備をおこなっていく病棟です。
担当スタッフは勿論のこと、病棟や他の部署のスタッフを交えケースカンファレンスなどを行いながら、チーム全体でIADL(手段的日常生活動作)の向上を図り、患者さまの状態に応じた地域生活への退院支援に力を入れています。